数年前に発売されたSONY α7を買って最初は撮っていたけど最近すっかりカメラがお眠りしている瀬戸内です。
先日昔の写真を見返していたら、デジカメを初めて買ったのは2004年でした。そこから一眼レフが出て、ミラーレスが出て、当時主流だったフイルムカメラは随分と見かけなくなってしまった気がします。
当社の顧客にはプロカメラマンもたくさんいらっしゃいますが、ほんの数十年前までアルバムづくりもフイルムで撮影したものをスキャンして印刷していました。
最近はデジカメの性能がすっかり上がったのでフイルムカメラで撮影したものを見かけることも随分と減りましたが・・。
そんな中、当社の、プロフェッショナルなお客様からたまにお話をいただくのが、
「最近はショット数が増えて若い人の撮り方が理解できない!」
というお声。
フイルム時代は狙いを定めて、パシャっとしっかりと被写体をとらえる必要がありました。その集中力がまさに職人の技!だったわけですが、最近はプロカメラマンでもデジカメがほとんどになっています。
学校の行事撮影ともなると、1イベントあたり軽く1000枚は撮影します。デジカメで何枚も撮れるようになったお陰でもあるのですが、昔のフイルム写真と比べると1枚1枚の精度が低いのも事実。たくさん撮って、その中から精度が良い写真を選ぶ、というのが通例となってきています。
そんな若いカメラマンの撮影を見て、熟練の方は、「こんな撮り方でいいの?」と疑問に思うようなこともしばしばあるようです。
カメラマンなら、狙いを定めてビシッと決まった1枚をしっかりとりたいですものね!
聞いたところによると、最近の撮影はもっと進んでおり、わざと連写をしてその中から1枚を選んだり、光を取り込んだ撮影を使ってかなり鮮やかに見せたり、場合によっては、合成をベースに考えていて撮影が終わった後に、合成してよい写真にしてしまうような技を使っているとも・・。
また、撮影でも一人一人に焦点を当てるようにして、一人一人が目立つような写真をしっかり心掛けているという方もいらっしゃいます。
写真の世界もほかの業界と同様、パーソナライズ化が進んできているのですね。
色々なことが技術的にできるようになってくると、1枚1枚被写体にしっかりと狙いを定めてパシャッと撮る「フイルムカメラの良さ」も今更ながらに感じる気もしますが、時代の流れにもついていかねば!とおっしゃっている当社の顧客カメラマンの方も随分とたくさんいらっしゃいます。
正直どちらの撮り方が良いとは言えませんが、流行としては、上記のように、ショット数を増やしてあとで加工する流れが増えている印象ですので、ご参考にしていただけると幸いです。
長年お仕事をやっていて、他のカメラマンはどのようなことをやっているのだろう、自分の撮影スキルはどうなのだろう、という不安を突如感じられる方も多くいらっしゃいます。
そんな時には、もうすぐ創業90年を迎え、年間数千校のアルバム作成を行っている㈱マツモトにお気軽にご相談ください。できる限りお力になります!