学校にありがちの経験主義、前例踏襲主義を校長が捨てる!
年齢だけは校長先生ですが、ココロは生徒のかないです。
学校の校長先生、校長室ってどんなイメージですか?
昭和のイメージですと、
校長室は威厳のある部屋で、革張りのソファーや大きな本棚なんかがあって、
そこは怒られる場所?でも校長は、不思議と優しいイメージがあります。
令和の今は、どうでしょう?
新学習指導要領、働き方改革と大きな教育改革が続く中、足下では教員志望者減少など
「学校受難の時代」であり、昭和のイメージとは全く時代背景が違います。
「今どきの校長の仕事」を知ることでこれからの学校が見えてくるかも知れない、
そしたらこれからの卒業アルバムも見えるかもしれない!と考えて調べてみました。
(意外と真面目なんです!)
ネットで調べてみると、
「校長」ではなく、「教頭」の仕事の話題が圧倒的に多いのに驚きました。
教頭の仕事の守備範囲があまりに広くて、教頭は忙殺されているらしいのです。
仕事の中身をすこし見てみると、
・重要な学校行事の提案
・職員会議の提案
・普通教員の勤務時間の調整
・学校外部の機関との連携
・クレーム対応
・手に負えない児童、怪我をした児童の対応
・学校設備の点検・修繕
などなど、何かあったら「教頭!」みたいになっています。
脱線しましたが、意外と「校長」の仕事に関する情報はないのです。
そこで、今年の4月に発行された
「校長の覚悟」という本を見つけて読みました!
「校長の覚悟」では5人の(元)校長が登場し、
「校長のなすべきこと」が書かれていました。
「今どきの校長の仕事は、今までの常識を壊すこと!」でした。
校長先生が壊したことの一部
・教材研究 「見える学力」成績だけのためだから不要!
・授業研究 「教師を主語」に行われてきたので不要!
→若手教師から「子どもを主語」の自発的な「授業研究」が自然発生。
・すべての校則 「髪の毛は黒」「靴下の色は白」「服装規定」すべて不要!
服装指導も持ち物検査もなし カラフルなTシャツやグレーのパーカーの生徒も、、。
(公立中学)
・授業スキルが高く、専門知識を持っているとよいという教員の定義
今は生徒と信頼関係が築ける教員が正しいので不要!
・公立学校に存在する多くの壁 細分類した中での検討は狭すぎるので不要!
・同一年齢集団の壁
・教科間の壁
・文系理系の壁
・経験主義の壁
・前例踏襲主義の壁
・校長室 コミュニケーション
企画室に変更
・校長室の重厚な革張りのソファー撤去
→長テーブルとホワイトボード
・校長室のドア 開けっ放しで閉めない
・・・などなど、
校長先生たちの、生々しい経験談に基づいた、
今までの学校の常識を壊してきた事例がそこにはありました。
もちろん、どの校長先生も子どもと教師のために新しい学校に変えるために
壊していて、時々、胸が熱くなるページもありました。
今の時代、情報が多くて、スピードが速くて、結果やることが増えすぎて
だから考えられなくて、無くすこと、やめることを検討して
本当にやるべきことを考えるいいきっかけになる、とてもいい本でした。
ご興味ある方はぜひお手に取ってご一読ください!
「卒業アルバム」も学校が手渡す年間行事最後の1冊。
思い出に残るそんな大事な1冊を、アルバム年間7000校以上を手掛けえるマツモトと考えませんか?